大学社団一斉オンエア月間に寄せて

各局

 

JJ1AHSです。

 

久しぶりの交信になってしまいました。おっと誤字。更新になってしまいました。ご無沙汰しております*1

 

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この5月1か月間、東京大学アマチュア無線クラブでは、大学社団一斉オンエア月間として各大学に積極的なオンエアとXによる広報を呼び掛けていました。

 

私は中の人として企画、運営を行ってきました*2。幸い、多数の大学社団局が応じて下さり、中の人としてはうれしい限りです。

そんな1か月間も、あっという間に終わりを迎えてしまいました。そこで今日は、この一斉オンエア月間を私なりに振り返り、備忘録的に書き残しておこうと思います。

 

 

大学社団一斉オンエア月間

このイベントのねらい

 このオンエア月間の構想が始まったのは、2023年の10月ごろです。最初は、なぜアマチュア無線を始める若い人が少ないのか、という問いから始まりました。
 私は、アマチュア無線を始める若い人が少ないのは、ずばりアマチュア無線に触れる機会が少ないからであると考えています。そのような中、各学校のアマチュア無線クラブは、若い人にアマチュア無線を知ってもらうのに最も効果的な機会ではないでしょうか。アマチュア無線を全く知らない人でも、アマチュア無線クラブに入れば免許の取り方や交信の仕方まで、先輩に教えてもらえます。
 学校クラブを活性化させることが、アマチュア無線界全体を活性化させることにつながるという考えのもと、このイベントを企画しました。*3

 

 開催時期を5月としたことにも、いくつか狙いがあります。

 多くの大学サークルにとって、4月は最も活動が活発な時期です。アマチュア無線系サークルも同様で、新入生を勧誘する、いわゆる「新歓」をせねばいけません。新入生獲得のために現役部員は張り切りますし、新入部員も新しいサークルにモチベーションもりもりな事かと思います(笑)。そして、4月の最終週にはAll JAコンテストが開催され、これに参加する大学社団も多いでしょう。このように、4月はやることいっぱいで多くの活動を確保できます。
 しかし5月に入ると、活動の機会となるイベントはがくっと減ってしまいます。このタイミングで活動が減ってしまうと、部全体でのモチベーションの低下してしまったり、特に新入生が免許を取らないままになってしまうと幽霊部員化してしまったりするのではないでしょうか*4。5月に活動の動機付けとなるようなイベントを開催することによって、4月に高まった活動モチベーションを持続させたり、新入部員のサークルへのつなぎ止めとしてもらう狙いで、5月での開催となりました。

 

 これに加え、各団体の活動を可視化するため、Twitterにて共通のハッシュタグ「#大学社団一斉オンエア月間」を設定しました。
 このように、各団体がTwitterで活動の様子を広報することにより、アマチュア無線界内部に対しては、普段見ることができない大学社団の活動を知ってもらったり、アマチュア無線界の外に対してはアマチュア無線そのものをPRすることができます。
 実際、Twitterで「#大学社団一斉オンエア月間」を検索していただくと、各社団の様子を見ることができます。*5

 

各局の活動紹介

 そんな一斉オンエア月間初回となる、「大学社団一斉オンエア月間 2024 春」は、2024年4月にTwitterでお披露目され、おかげざまで無事に2024年5月の1か月間開催することができました。

 

ここからは、今回の一斉オンエア月間中の各団体のツイートの一部をご紹介します!

初日は、トップバッターとしてJA1ZLOを運用しました。(1日目『ですね』ってなんやねん笑)

 

ハッシュタグ「#大学社団一斉オンエア月間」はご自由にお使いいただいて構いません。運用情報を呟くもよし、運用の事後報告もよし。

 

YCXさんには、期間中いちばん積極的に運用していただきました。ありがとうございます…。

 

大学社団同士での交信後は、このようにツイートすると広報&交流が深まりますね。もちろん、一般局の方も大歓迎です。

 

記念局の各局にも運用していただきました。広報効果抜群!?

 

写真があるとFBですね。
ちなみに、学芸大さんのアイコンのハムスターは私の推しです。お名前はあるのかしら?

 

最終日は、東洋大学アマチュア無線研究会さんに〆ていただきました。

各局、1か月間お疲れ様でした!

 

振り返り

 おかげさまで初回の「大学社団一斉オンエア月間」は一定の成功を収めましたが、残念ながら目標であった大学社団全体の活性化までには至らず、普段かあらある程度のアクティビティがあるか方がさらに積極的に運用するというか形が多かった印象です。

 このイベントが、All JAのように、多くの団体にとって活動機会にならなかったのには、いくつかの要因が挙げられます。

 まず、イベント自体の広報不足です。当初は、Twitterによる早めのお披露目に加え、多くの方の目に留まる雑誌や機関誌での広報ができればと考えていました。しかし、私がボケボケバタバタしていたばかりに、直前にTwitterで広報するのみになってしまいました。これに加え、各社団さんにはTwitterのDMで営業のDMをお送りしましたが、全て社団にお送りすることができず…。また、見ていただいてるかわからない団体さんもちらほらいらっしゃいました。
 また、イベント自体が定着していないことも挙げられます。例えば、All JAコンテストや、関東で開催されている「関東社団合同新歓ミーティング(Univradio)」などはどうでしょうか。これらは、毎年定期的に開催されており、またUnivradioは関東社団での持ち回り運営にも拘わらず毎年多くの社団が参加しています。これは、イベントへの参加が団体内で定着しているからであり、一斉オンエア月間も大学社団間で定着してくれば参加団体が増えると考えられます。こればかりは運営ではどうしようもありません。地道に回を重ね、定着を図っていきます。

 

次回予告

次回以降の一斉オンエア月間も、より皆さんに参加してもらえるように計画していこうと考えています。以下に、いくつかのアイデアを挙げてみようかと思います。

より効果的な広報

 今回はTwitterとHPのみになってしまいましたが、次回以降開催時はより効果的なPRをしていければと思っています。

 また、今回以外と効果的だと感じたのは、J-ClusterによるPRです。運用している大学社団のスポットをする際、コメントに大学社団一斉オンエア月間のことを書いてくださる局がいらっしゃいました。クラスタなら、いろいろな方に見ていただけますし、定期的に投稿することができます。大学社団局と交信した際は、一言コメントを入れてくださると幸いです。

社団局と交信したくなるような仕組みづくり

 企画段階でも案に上がっていましたが、学校社団との交信を対象としたアワードを作るのも面白そうです。しかし、これが過熱してしまった場合、本当に各社団の応援になるかは疑問です…。

小中高校社団への拡大

 将来的に、このイベントがもう少し全国的になった際には大学社団だけでなく学校社団全体に対象を広げても面白そうです。

 

 

 

さて、次回の「大学社団一斉オンエア月間」は……*6、今のところ11月ごろの開催を妄想しています。次回も多くの大学社団の参加をお待ちしています!また、一般の局に於かれましては各局と交信頂くとともに、暖かく見守っていただけますと幸いです。

 

それでは、本日はこのへんで。

 

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こちらの記事は、JJ1AHS個人の見解かつ妄想であり、東京大学アマチュア無線クラブの公式見解ではありません。

 

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毎回思うんですが、私のブログって文字ばかりで写真が全くなくて面白くないですよね。無線しているときはそっちに必死で写真撮る暇がありませんw

 

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*1:この誤字のパターンはめずらしい。

*2:運営といっても特にやることはありませんが…

*3:2024年現在、活動中のアマチュア無線系大学サークルは44団体あります。(除:衛星系団体)

*4:別のサークルにおける私がこれです。

*5:残念ながら、Twitterトレンド入りはかないませんでした

*6:CV:サザエさん