【無線部アドカレ 12/7】7MHzのチョット変わったひとたち

*こちらは、「大学無線部アドベントカレンダー」12/7日用の記事になります。

adventar.org

 

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各局

 

JJ1AHSです。

 

本日もアドベントカレンダーの記事を上げていきます。

 

本日は12月7日にちなんで、「7MHzのチョット変わった人たち」というテーマにしてみました。

 

*おことわり*

この記事は、7MHzで出会ったちょこっと変わった人を、面白おかしく紹介することが目的です。決して当該の方を否定したりする意図はございません。

ぜひ最後までお読みください。

 

 

エントリーナンバー1「T:ツナ」

 最初は、変わったフォネティックのご紹介です。

 ご自分のコールサインに入っている「T」を、自信満々に「ツナ!!」と読み上げている方がいらっしゃいました。何回か聞き直しても、変わらず「ツナ」とおっしゃってましたので、聞き間違いなどではなく意図的でしょう。普段はなるべく正規のフォネティックコードを使うように心がけている私も、思わず「J****ツナ局さん、こんにちは~」と言ってしまいました。

 お堅いことを言えば、もちろんフォネティックは正規のものを使うべきです。多少正規のものから外れたフォネティックを使うことはよくありますが、まさかの「ツナ」は初めてでしたので、少し戸惑いました。皆さんは真似せず、Tは、しっかり「タンゴ!」*1と言いましょう()。

 そもそも、たった2音の「ツナ」がフォネティックとしての役割を果たすことができているかも謎ですが(笑)*2

 

エントリーナンバー2「納豆符号」

 ナンバー2は、CWからのご紹介です。

 モールス符号の短点と頂点の長さは、1:3と決められています。しかしながら、ときどき、短点1に対して頂点5~7くらいのネバネバ納豆符号で打鍵されている方がいらっしゃいます。私も電鍵でCWを運用するのは大好きですから、納豆符号はご愛嬌くらいに思っていますが、決して聞きやすい符号とは言えないことも事実*3*4です。私自身は、きれいな1:3符号で打鍵できるように日々精進しております。

 ただし、RSTレポート「5NN」のNを「つーーーと」という風に長い長点で打鍵するのは、なんだか「あなたの信号は、つよ~~いです」って言ってるみたいなのですきです。

 

エントリーナンバー3「QTヘンリー、QRアメリカ、QRゼブラ、QRトンカチ etc...」

 最後は、変わったQ符号の登場です。

 無線従事者の試験で覚えさせられQ符号は、「QTHは、東京都世田谷区です」とか、「QRL?」とか、「QRTしまーす」などと便利に使うことができます。

 しかし、7MHzに限った話ではありませんが、「QTH」と「きゅーてぃーヘンリー」、「QRA」を「きゅーあーるアメリカ」、「QRZ」を「きゅーあーるゼブラ」などと言っている人がいます。ここまでならまだわからないことはありません。ここまでなら。

 しかし、挙句の果てには「QRT」と「きゅーあーるトンカチ」などと読み始め、「きゅーあーるトンカチでーす。各局ありがとうござ・・・」などと言い始める始末です。語感がいいのは認めますが、おもしろいだけで何か利点があるかと言われると…わかりません(笑)*5

 

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 いかがだったでしょうか。本日は、私が主に7MHzで出会ったことのあるチョット変わった人を紹介してみました。

 

 正しく無線を運用することは、確かに大切です。「怪しい無線用語は使ってはいけない」とか、「正規のフォネティックを使わなくてはいけない」という主張も、何も間違ったことは言っていないと思います。しかしながら、これらの考えを他人にも押し付けるのは必ずしも正しくないと筆者は考えています。業務無線ではなくアマチュア無線なのですから、各々が、お互いに迷惑をかけない範囲で楽しめればそれでよいのではないでしょうか。*6

 暴言や明らかな妨害は論外として、フォネティックコードにしろ無線用語にしろ、正規でないものを使ったからと言って特段迷惑かと言われれば私はそうは感じません*7し、あまりにもわかりにくいフォネティックコードも、そうそう出会うことは少ないです。ただし、初心者の人には親切にね!

 上記のような局に目くじらを立てるのではなく、面白い話としてネタにしようよ、という提案の一つとして、このような記事を執筆しました。このような局に出会ったとしても、おもしろい交信のひとつとしてネタに昇華する余裕を持ちたいものです。

 しかし、これを読んでいるアマチュア無線初心者のみなさん、今回紹介した言い回しを真似することは、強くお勧めしません!(笑)もちろん正規の言い方を使用した方が無難ですので、ぜひ怪しい用語は使わないで欲しいと思います。

 そして、OMの皆さん、初心者の方の前ではぜひ、お手本となるような交信を心掛けましょう。私もアマチュア無線界の末席として、今一度肝に銘じることにいたします。

 

それでは、本日はこの辺で。 73

(↓番外編1~3もあります)

 

こちらの記事は、筆者の個人的な考えです。所属団体や、「無線部アドカレ」とは全く関係ありません。

 

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番外編1「どこに就職する予定ですか?」「出身高校はどちらですか」

 JA1ZLOで運用していると、上記のような質問をする方がいます。一応、にこやかな声で、返答になっていないような返答をして誤魔化すのですが、無線で初対面の人にパーソナルなことを聞くのはあまり頂けません。同じ質問を返したら答えてくれるのでしょうか?

 ちなみに、私は東大生ではありませんので、上記の質問をしても優秀な回答は得られませんので、悪しからず。

 

番外編2「このフォネティックじゃ伝わらない①」

 私のコールサイン、JJ1AHSですが、正規フォネティックで「アルファ ホテル シエラ」というと「AHD」とコピーされることがあります。その場合だけ、「アルファ ホテル シュガー」といって訂正するようにしています。

 ”Santiago”を使わないのは、”Santiago"(/s`ænṭiάːgoʊ )「サンチャゴ」と読むのは個人的に違和感が大きいですし、かといって国内QSOで英語の発音をするのも…という理由です。

 ちなみに、D:Deltaは、”デ”にアクセント、S:Sierraは、”ェ”にアクセントだそうです。

 

番外編3「このフォネティックじゃ伝わらない②」

 特にDX局相手だと、「ZLO」も、「ズールー リマ オスカー」で取ってもらえないことが多々あります。発音が悪いのでしょうか…?*8そんな時は、「ネェガティヴ!ネェガティヴ!ジュリエット、アルファ、ワン、ズァ-ンジィバル!ロンドン!オンタァ-リオ!」と叫ぶと大体とってもらえます。多分隣のサークルは大迷惑です。*9

 

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*1:または「トーキョー!」()

*2:「ツナ缶!」ならまだ4音ですね()

*3:じっさいの納豆は粘らせた方がおいしいですが…

*4:納豆符号くらいなら可愛いですが、文字と文字の間がつながっている符号は何を言っているのか皆目わかりません。

*5:「きゅーあーる ツナ」は…あまり語呂がよくないですね

*6:もちろん、反対意見をお持ちの方もいるかと思います。ぜひ反論コメントお待ちしております。

*7:ツナは…面白かったので許します

*8:多分そうです

*9:百人一首サークルの皆さんごめんなさい